大蟻

非常に雑多なブログです(・∀・)

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# ぼくは怖くない
評価:
ニコロ・アンマニーティ
パンド
¥ 4,590
(2004-08-06)
「ぼくは怖くない」(2004年)

1978年、猛暑が襲った南イタリアが舞台。


手短にあらすじ?を。

10歳の少年ミケーレは、廃屋で遊んでいる時に、地面に隠された奇妙な「穴」の中にいる少年を発見します。

ぼさぼさの金髪のやせ細った少年フィリッポは、足かせで「穴」の中に拘束されていたのです。

彼を助けようと水や食料を調達するなど、ミケーレは手を尽くします。

周りの大人の「事情」と拘束されているフィリッポとの関係に気づき始めたミケーレ。

ミケーレはどこまでもフィリッポを守ろうとします。

…結末はどうまとめてよいやらわかりません(´・ω・`)

是非、自分の目で確かめてください。





イタリアは現在でも南北での経済格差の激しい国です。

南イタリアは特に貧しいと言えるでしょう。

ミケーレの家族、ミケーレの住む海際の小さな町も、とても豊かであるとは言えない様子です。



一方、誘拐された少年・フィリッポは、北イタリア、おそらくミラノの子供なのでしょう。

金髪で、裕福な家庭の子供だと思われます。

テレビを通じて誘拐犯へ息子の解放を訴えるフィリッポの母親と部屋の様子も豊かそうな印象を与えました。



ミラノの(見るからに)ならず者のセルジョ。

それに対し、この街の大人たちは、貧しさに喘ぎ、ただ金欲しさからやむなく誘拐を企てたといったところでしょう。



食べものが欲しい、というフィリッポのため、ミケーレはおそらくなけなしの小遣いである500リラを握りしめ、店へ向かいます。

「500リラで何が買える?」

1978年のレートはわかりませんが、89年のレートによると、500リラは日本円で50円程度。

そのお金でパンを買って持っていくも、フィリッポはパンの大半を残してしまいます。

「明日はチーズをはさんだサンドウィッチを持ってきて」

フィリッポはそうミケーレに頼みます。豊かさの差はここにも明確に表れました。


この映画ではいくつかの表徴が気になりました。

まずは名前。

フィリッポは、「穴」の入り口から降りてきたミケーレのことを、最初「守護天使」だと勘違いをします。

イタリア名ミケーレは、いわゆる大天使「ミカエル」のこと。

ミカエルはイスラエルの守護天使です。

次にフィリッポ。

これも聖書に関連付けようとすれば、キリストの12使徒のフィリポか、福音書のフィリポが妥当なのでしょうが、いまいち繋がりは見えません。

作中で、フィリッポは目が見えないわけではないようですが、極端に視力が弱い様子。

聖書における「盲目」の意味するところは、(目が見えないことに対して一定のイメージを与えることはpolitically correctなことではありませんが)
「(自分の罪ではなく)周りが見えていない」ということなのです。

フィリッポは裕福な家庭で不自由なく過ごしてきた少年です。

彼は自分の恵まれた環境について無自覚、つまり「見えて」いませんでした。

自らの身の危険を顧みずにフィリッポを助けようとするミケーレを見て(察して?)

最後のシーンの「ぼくの代わりに撃ったの?」というセリフ、撃たれたミケーレに両の手を差し伸べる光景

これらが導かれたのではないかと思いました。



とにかくこの映画は、映像も音楽も本当に美しい。

青い空に、金色の麦畑。

これだけで見る価値があると思います。

JUGEMテーマ:映画


| comments(2) | - | 23:28 | category: 映画レビュー(・∀・) |
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コメント
今オーストラリアの英語の時間にI'm Not Scaredの勉強をしています。私は留学生で英語でこの本を完全に英語で理解することができずネットで調べていました。いまはこれが宿題です。要約と作品に関する感想。
すごくためになりましたありがとうございます。
映画のほうもみてみようかと思いました
| まよねーず | 2010/02/11 1:14 PM |

>まよねーずさん
こんな記事でもお役に立てたならうれしいです!
勉強がんばってください♪♪(°∀°)
| Asamin | 2010/02/12 4:53 PM |

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